避難訓練。
上記の設定で行った避難訓練、子どもたちは火災による煙対策のために、ハンカチを口にあてて園庭に集まります。
最初の放送から約10分、全員が園庭に集合しました。時間は申し分なかったですが今回は少し、お話しする声が聞こえましたので残念、満点ではありませんでした。
さて、避難訓練ですが、当園では今年度より毎月行うようになりました。そのことに伴って、訓練の設定も変化します。例えば今回のような、地震と火事を合わせた場合もあれば、地震だけの時もあり、不審者対策の訓練も今後計画しています。と、いろいろ偉そうに書いてきましたが、昨年の大地震までは、避難訓練・防災訓練は年中行事の一つに過ぎなかったように思います。教職員のモチベーションも、けしてすごく高いわけではありませんでした。
あの大地震の衝撃は計り知れないものがありました。衝撃が大きすぎて、園内ではあえてそのことに触れないようにしている空気があったように感じます。子どもたちに与えた影響もとても大きかったと思います。毎日のようにテレビで流される津波の映像、なすすべなく波にのまれ流されていく人たち、圧倒的な自然の破壊力を目の当たりにして、不安定になった子もいたようです。
幼稚園として訓練の数を増やせばそれでいいというわけではないですが、回数を増やすことで、より危機対応の意識を園全体で高め、いざというときの行動が最大限円滑に行えるように、お預かりした子どもたちを確実にご家族のもとにお返しできるように、今後の訓練も真剣に取り組んで行くことしかできないです。他に何が出来るだろうか、そんな事ばかりを考えています。 副