とても驚いて、とても嬉しかったこと。(今回の内容は完全に私事です、すみません)
先日私宛に、一通の葉書きが園に届けられてきました。差出人の名前を見てびっくり、以前東京で介護の仕事をしていたときの大先輩からのものでした。どうやらホームページ上でこの拙文を読んで下さっていたようです。不思議なもので、葉書きを読んだとたんにそれまで忘れていたことがそれこそ大量によみがえってきました。介護の仕事のこともそうですが、葉書きをくれた方は、ボ○・ジョ○ィが大好きだったなぁ、ということや、ものすごく優しい口調でものすごく厳しいことを言われたなぁ、ということなどなど。私が東京で大学を卒業し、4.5年ほど適当に生活したあとに、さすがにこのままじゃいかんなと思って門を叩いた介護のお仕事、そこで本当に沢山のことを教えていただいた方でした。もともと大学は文学部の社会学科でしたし、そこで真面目に勉強していたかといえば全くといっていいほど学ばず、留年までして親のすねをかじるだけかじってブラブラしていた程度の人間でしたから当然半人前以下なわけでして、そのくせ机上の空論で理論武装している、といった私にとってはありえないほどに過酷な仕事に思えました。正式に入職する前に同行見学をさせてもらったのですが、仕事の内容は訪問入浴というもので、出発して30分で辞めようと思ったほどです。しかし前述の方や、本当に沢山の先輩や同僚に支えられて、あれよあれよと平成19年の8月に退職するまで約7年勤めました。それからさらに7年経ちます。感慨深いものがあります。葉書きを何度も読み返し、涙が出そうになりました。というより出てしまいました。
M田さん、私は子どもたちから元気をもらいながら、42歳なりに元気に生きております。そちらもどうかお元気で。葉書きのお返事は近々書かせていただきますので今しばらくご勘弁下さい。 井村(副)